カンボジア自転車旅行

平戸平人　Hirato Yoshihito

カンボジアの大地を自転車で走ってみたい――。定年を前に早期退職し、準備万端整えて現地へ。宿泊は、道路事情は、言葉は？ 自分の度胸と足だけが頼り。街を駆けぬけ、遺跡にたたずむ、たったひとりの自由な旅。

●著者平戸さんのトークショー（参加無料）

日時　：2012年10月6日（土）
　 時間　：14：00〜16：00
会場：　国際機関日本アセアンセンター
住所：　東京都港区新橋６丁目１７-１９ 新御成門ビル 1F
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目次

プロローグ　出発まで

口絵（カラー32ページ）

第一章　国境を越えてシアヌークビルへ

第二章　アンコール・ボレイ遺跡を経てプノンペンへ

第三章　バンテアイ・チュマール遺跡を経てシェムリアップへ

第四章　ベンメリア、バンテアイ・スレイ、プリヤ・ビヒア遺跡へ

第五章　サンボー・プレイ・クック、プリヤ・カーン、コーケー遺跡へ

エピローグ

【巻末付録】　カンボジア自転車旅行の心得

プロローグより

　「四月中旬、出発一週間前に家族へ、二ヶ月旅行することを告げた。家内と娘は、二ヶ月という長い期間と行く先がカンボジアであること、自転車を使うという三つの点で相当な不安を覚えたようだ。最終的には無理をしないという約束で家族に同意してもらい、出発に漕ぎ着けた。そして、カンボジアで訪問する場所を順に書いた大まかな日程表を作った。家人に残すためである。実際、カンボジアでの旅は、ほぼ、日程表と同じ行程をたどった。