クメールの彫像

J.ボワスリエ著/石澤良昭・中島節子訳

世界史の中でひときわ光り輝くアンコール王朝時代、人々は渇仰敬神の生活を送っていた。東南アジア美術史・図像学の泰斗が、代表的彫像二十四点を精選し口絵写真で紹介し、本文で詳細な解説を加えた伝説的名著。彫工の工夫のあとをたどり、当時の精神世界を再現する。2014年新版9月5日発売。

訳者まえがき(石澤良昭)「本書はまさにクメール彫像の精華を一堂にあつめての誌上美術探訪といった観がある。時代は六世紀から十三世紀までの七百年に及び、カンボジア人の篤信的な行為の結果がこの彫像群である。」


口絵
第一部 クメール芸術の変遷
  一、歴史
  二、宗教
  三、彫像
第二部 解説・クメールの彫像